写真家・斎藤文護展 『神記憶』 at 同時代ギャラリー・京都市中京区

 久しぶりに風邪をひいて、ここ2週間ばかり、外出は最低限に抑え、静かに過ごしておりました。この2、3日でグンと暖かくなって参りましたね、少々暑いぐらいが頼もしいです。気候もいい感じだし、昨日の夜、久々の外出。用心して厚着して、ホントに暑い思いをしましたが、真夜中過ぎまで楽しい一夜でした、皆様に少しだけお披露目します。


ただいま夕方6時。御幸町三条角『1028ビル』。1階はギャラリーです。1週間単位で出し物が変わります。この小スペースは今は何でしょう、アクセサリー展?

今日の私の目的はこれです。斎藤文護さんの写真展。個展は既に始まっているのですが、今宵はレセプションパーティなのです。

京都市内で私が足繁く訪れる場所と言えば、1に八百屋、2にラジオ局、3がここ、『同時代ギャラリー』。へ〜、それぐらいアートが好きなのかって? いえいえ、コンテンポラリーは大の苦手です。そんな私がギャラリー通いとは…人生って計算出来ない。

レセプションの様子。始まったばかりで、まだ人もまばらです。斎藤文護さんの活動のひとつ、『こころみプロジェクト』と言って、作品である写真と詩と歌の融合で、そのライブが当パーティのメインイヴェント。「あ〜!久しぶりィ!」、知った顔もチラホラ、ライブが始まるまで自由な会話が弾みます。

ワイン片手につまんでいると、食欲は膨らむ一方。最後はここから動けなくなった(笑)。

1時間後。そろそろライブの始まりです。まずはギャラリーのオーナーの挨拶から。

この方が、詩人の古屋(こや)利幸さん。『神記憶』の作品に並んで詩も展示されています。写真が放つ神妙な力と、古屋さんの言葉がヒジョーに合うんです。ライブでは数点の朗読がありました。

「奇蹟の歌声」と言われる古賀久士さんのライブ。彼の『アヴェ・マリア』が大好きです。でも今日初めて唄われた『神記憶のアヴェ・マリア』はもっと好きになった!とてもとても繊細な声なので、「喉は強いんですか?弱いんですか?」と質問したら、「強い方です」と返ってきて、へぇ〜。

パーティが終わったのは10時ぐらい? そのまま階下の『カフェアンデパンダン』に流れました。東京の方がほとんど、会話の歯切れも良く、テンポいい話の展開に大いに笑いました。楽しかったぁ♪

斎藤文護さんが担当しているJR東日本の刊行誌・『大人の休日倶楽部』。文護さんの人物作品は「皮膚」が違うと私は思います。手を伸ばせば触れる、目の前にその人がいるリアルさを皮膚に感じるのです。

プロフィル。ご本人もすッごく素敵な人ですよ!