神楽坂 『SESSION HOUSE』 と その周辺 ・ 東京

 今回は日帰りのプチ旅行、両手ぶらぶらの身軽さがサイコーです。朝京都を出て、午後1時半過ぎ、東京に着きました。わき目もふらず神楽坂に直行したものの少し早すぎたかな…。前回は『飯田橋』駅で降りて、そこから散策を始めたと記憶しています。今日は正統に『神楽坂』駅で降りました、が、この付近、特別観るものがないような…。どーしよ、時間余り過ぎ。ふと思いつきました。あれだけ勉強したと言うのに、最後使ったのっていつだったかすら思い出せない私の哀れなフランス語、このまま忘れ去るのがもったいなくて、来年あたり戻ろうかどうしようか迷ってる日仏学館…飯田橋駅付近に確か支店(?)があったはず…自分を奮い立たせるためにも訪れてこようかと思いましたが、やめといた。今日は他のことで気を散らさない! え〜っと、これがメイン通りなんでしょうね、『神楽坂通』と書いてありましたから。あ〜あ、なんで今日が雨なんだぁ〜〜

 へ〜、こんなところに神社があるんですね、『赤城大明神』。七五三のお祝いに着飾った女の子を数人見かけました。雨でカワイソウと思うけど、当人達はおおはしゃぎで、ならいいか。

「神楽坂はおしゃれ注目のスポット!」なんて言われてますが、一体どこの神楽坂のことなのでしょうか…。確かにブティックあるけど、どれも「別に」って感じなんですけど。しかし、レストランはいい感じのお店がたくさんあります♪ 思わず窓ガラスに貼りつきそうになりました、『手づかみシーフードのお店』!!! いいなぁ、美味しそうだなぁ〜、飛び跳ねて中見てたら、休憩中の店員と目が合った。

思わず笑ってしまった、『頭が痛くならないワイン』。頭が痛くなるのは安もんだからでしょ?ちゃんとしたの飲めば頭痛なんか起きないですよ、私みたいに飲み過ぎは別として。なんだか表はけばけばしいですが、中は落ち着いた、素敵な感じのお店でした。同じ神楽坂通に面して、もう少し坂を下がったところにも素敵なワイン屋さんがありました。あっちは開放的な店構えで試飲も自由にできます。沢山の人が入ってました。それ以外にも神楽坂はワイン屋が多いようです。

ふと見上げたら『書道教室』の看板。先日同じタイトルのサスペンスを見たばかり。なかなか面白かったです、というお話でした。

メイン通りを離れて、一筋入るといきなり住宅街です。道幅は広いところでも、車一台通るのがやっとです。通りすがり、なんとな〜く気に入った家。お店屋さんじゃない、普通のおうち。

小雨降る神楽坂、気温が少し低いです。まだ2時過ぎだと言うのに、ランプが似合う薄暗さ。雑貨屋さんかな?、坂下りるの面倒で、のぞきもしてません。

メイン通りは別として、一歩入った神楽坂は決してキレイなところではありません。むしろゴチャゴチャしてます。それがいいんです!…ここは汚すぎるけど。

所狭しもいいとこ、まるで場所を奪い合うように建ってる住宅も、モダン建築あれば、年季の入った日本家屋(別名ボ○屋とも言う)ありでごちゃ混ぜです。どれも、何て言うかな、存在感があって魅力的なのです。中でも私がいっとう気に入ったのが、このテラスハウスと言うか屋根裏と言うか、テラスハウスですね。この界隈はとにかく場所がないので上へ上へと積み上げて建ててある住宅が多いです。

名前が気に入った安アパートとアパート付属のコインランドリー。勝手に安アパートと決めつけてますが、東京出身の知人が言うに、土地の高い東京の中でも最も高いのは、世田谷と渋谷の一部、そしてここ、神楽坂だそうです。写真撮ってる間も次々と洗濯物を入れた袋ぶら下げてコインランドリーに向かう住人の姿がありました。おっ、ここのコインランドリー、椅子ありません。さすが神楽坂、立って待ての狭さです。

その過酷なコインランドリーを曲がると、今日の私の目的地『神楽坂セッションハウス』がありました。

やっと来たあ〜と喜んだのも束の間。ひどい!誰ですか、この乱暴さ!せめてビニールかけてよね、風邪ひいたらどーすんの。

4時間後…。楽しかったライブは無事終了し、私は東京駅に向かいました。ライブが終われば、もうこの街に用はなく、1分でも早く家に帰りたい。ちょっと、その前に…。満足感で胸はいっぱいでしたが、胃袋はカラッポです、ついでにノドも潤さなきゃ…。最近はホームでも買えるんですね、オーストラリアの赤ワイン。新幹線が動き出すと同時に、名前で即買いしたお弁当を広げて、あ〜♪至福の時間。ライブ思い出して、カモでちびちびやってると、幸せが私の周りに溢れ出す〜♪ …「イヤッ!」「ごめんなさいッ!」…箸で卵焼きをつまんだら、するっとすべって、隣の女の子のひざに乗っかった(笑)。