2015年4月4日放送 『新井英一の世界vol.307』・・・拾得ライブより

 この聴き慣れない音色は何の楽器かしら?と思われた方…、ギターはギターでもポルトガルギターです。形は琵琶に似ていて、お聴きの通り、弦が沢山あるのが特徴です。演奏は、私も何度か聴きに行ったことがございます、ポルトガルギターマンドリンのデュオ・『マリオネット』、作詞は阿木曜子さんで、『天(そら)に続く回廊』をお送りしました。みなさん、こんにちは。「FM797ライブ!新井英一の世界」、私マサミがお届け致します。満開の桜に降りかかる雨の雫が憎々しい…、新しい月はちょっぴり感傷的に始まりました。願いも虚しく、天気予報は雨マークばかりでしたね。そのせいあって、今年のお花見は短期間で、かなり盛り上がったようです、この世の最期とばかり呑んで騒ぐ人々に、桜の持つ魔性性を見たような気がしました。

 さて、雨とは無縁だった3月31日…、新井英一・京都『拾得』ライブが開催されました。自転車で10分もかからないと言うのに、開演より2時間も前に会場に向かった理由は、ライブとは別に、もうひとつの楽しみがあるからです、ファン仲間との再会です。この日は関西はもちろん、三重県や遠くは高知から駆け付ける人ありで、今年初めての再会を喜び合いました。話題は年度末らしく、揃いも揃って、職場の異動報告。みんな、ホントはライブどころじゃないでしょうに、「まずはライブ!」と明るく笑う面々が愛おしかったです。この夜は、カバーとオリジナルにオマケ(笑)も加えて、たっぷり唄われました。初めて聴く曲もありましたが、いやというほど聴き慣れているはずの曲に、新発見の多いライブでした。本日はこの拾得から3曲を選んでいます。候補があり過ぎ、ギリギリまで迷いました。拾得ライブ報告第2弾、第3弾と続くうちに、これから行く金沢や東京のステージも混ぜ込むでしょうね、春のライブは、まだ始まったばかりです。

 今日はなんだか尻切れトンボですが、エンディングの時間がどうしてもとれず、私はここでお別れしないといけません。皆様、どうか最後までお楽しみ下さいネ。では参ります。唄・新井英一。『それぞれの人生』続いて『息子』をお聴き下さい。


今週の曲紹介
『天に続く回廊』 (アルバムZipangu Fado』より)
『それぞれの人生』  (アルバム「唄魂(うただま)」より)
『息子』 (アルバム「ライブ・イズ・ベストvol.2』より)

放送時間17分 photo by aussiegall

『新井英一の世界vol.307』の再放送は、4月6日(月)午後3時〜、4月7日(火)夕方6時30分〜です。