2015年2月21日放送 『新井英一の世界vol.301』・・・いのライブより

 早いもので2月もあと1週間になりました。先日クローゼットの整理をしていて、そういえば今年はロングコート、一度も袖を通さなかったことに気がつきました。車を運転するようになったことが最大の理由です。好きで1枚1枚集めたこれらのコート、長い間、私を寒さから守ってきてくれたんだと思うと、残り僅かな2月が、急に名残り惜しくなりました。

 さて、先週日曜日、私は今年初の新井英一ライブに行って参りました。場所は、東京・調布です。ショルダーバッグひとつの身軽さは、はやる心に一層拍車をかけます。そんな私の喜びを映し出したような、この日は気持ちのいい晴天でした。普段ならビジネスマンでいっぱいの、朝の新幹線も空席が目立ち、いい感じののんびりモードです。静岡を通過している時、素敵なことがありました。ほんの短いアナウンスが入り、「まもなく左に富士山が現れます」。すると車内が一斉に「うわぁ!」、歓声に包まれました、まるで絵画です。霞ひとつない富士が堂々たるその姿を披露してくれていました。

 …ライブが始まったのは午後3時です。昼間のお酒は気のせいでしょうか、夜より濃いように思います(笑)。考えてみたら、唄を聴くためだけにここまで来て、そしてまたすぐに帰るんですからね、贅沢この上ありません。とことんその贅沢を味わうため、頭をカラッポにして唄を聴くことだけに集中しました。「今日もいろんな歌を唄います」、最初に新井英一が宣言したように、本当にいろんな唄を聴かせてくれました。おかげでいまだに神経が興奮状態、眠れない日々が続いていますが、これもライブの余韻と喜んでいます。気持としては全部の曲をお届けしたいところですが、残念ながら、私が持ってるCDには限りがあります。まずは、調布ライブで唄われた中から1曲を、続いて、ふと思い浮かんだ曲を組み合わせました。お楽しみ下さい、唄・新井英一、『2月のソウルは』、続いて『父の国』。


今週の曲紹介
『2月のソウルは』(アルバム「エイジアンパラム」より)
『父の国』(アルバムなし)

放送時間17分

『新井英一の世界vol.301』の再放送は終了しました。