ボジョレ・ヌーヴォー試飲会&びっくりフードの巻

 周知の通り、11月は世界のイヴェント、ボジョレ解禁の月です。ワイン好きの私ですが興味はありません、興味はなくても毎年買っています。私が飲むためではなく、ワイン好きの方へプレゼントするためです。あ〜あ、今年も『カーヴ・ド・海老名』で買い込みましたよ、お財布カラッポ。゚(PД`q*)゚。 1本ぐらい自分も飲んでみようと思ってましたが、結局口に入ることはありませんでした。ま、それだけ私のことを可愛がって下さっている方がいてくれる証拠です、喜んでくれれば、それで私は嬉しいのです。とは言いながら、やっぱり飲みたいなぁ、というわけで、ボジョレ・ヌーヴォー試飲会に行ってきました。ヌーヴォの飲み比べは初めてです。


 ここは京都の大将軍にある『TAYA』というワイン屋さんの2階です。先月だったかな?何月だったっけ?このブログでバーベキュー大会の記事をアップしましたが、その主催がタヤさんでした。代々酒屋さんを営んでらっしゃるそうですが、彼の代になってワイン店にされたとか。定期的にワイン会を催されているそうですが、私は初参加。あ、そうそう、このワイン会、通称「女子会」と呼ばれてるそうで、その名の通り、女性限定だそうです。日曜日の昼下がり、ぽかぽか陽気の気持ちの良い日でした。

もう飲んでおりますが、全部で6種類のボジョレ・ヌーヴォをいただきました。右から左へ、ワインは個性豊かになってゆくのです。一番右端のワインは一番消費量が高いボジョレ・ヌーヴォだそうで、ひと口飲んでビックリしました。ストレートな表現はここでは控えますが(笑)、私の舌が知っているボジョレ・ヌーヴォとはあまりに違い過ぎた…。置いておく気がせず、さっさと飲んでしまいました。右2つ目からは、温度を変えて飲み比べをしている最中です。3つ目が空なのは美味しかったからグビッと行ってしまい、この後お代わりしました。

本日の講師タヤさんです。研究熱心な方。熱心と言えば、ここに参加の女性たちも質問をバンバン浴びせながら興味深く味わっていらっしゃる。中には鼻が敏感な方もいらっしゃって、香りの表現に驚かされました。

今回の記事のタイトル「びっくりフード」…なんかスゴいものが出てくると思われましたか?そう、スゴイのです。見かけはフツーなのですが、スゴイのはその手の掛け方、こだわり方なのです。お料理担当は、男性のミュージシャンです、お料理は趣味だとか。趣味も高じるとここまで行くのかと感心しますね。では説明に参ります。これは、ベースにマスカルポーネを敷き、茶色いのは柿。この柿、粒見えますか?どれだけ神経質なの?と思うほど細かく切ってあります。そこにタラゴンホースラディッシュ(西洋わさび)が味のアクセントになっております。一口で食べるのはもったいなく、ふた口でいただきました(笑)。

手前。ベースの白いのは水切りしたヨーグルトです。そこに赤い実はヤーコンというお芋で、それを生のまま(シャリシャリとした食感で梨みたい)、そしてブルーベリー、タピオカ、干しイチジクのレモン漬けとで和えてあります。奥のは、同じく水切りヨーグルトのベースに、オロビアンコという苦味のないグレープフルーツの一種に、焼いて乾して、ヨーグルトから出た汁(ホエーという)で戻したカボチャ(この手間わかりますか?)が載せてあります。緑色はかぼちゃの種です。すご過ぎて呆れるというか何と言うか(笑)、何考えてるんですか?と質問したところ、「こうやってみたらどうかなぁ、何と何が合うかなぁ〜って感じですね」と当のご本人はあっけらかんと笑ってらっしゃいます。これら全部美味しいんです、ちゃんと理由があるのがわかる。噛むと口の中で食材のハーモニーが融け合って、前にずらり並んだワインの味を思い出して、これと合うかしらと飲んでみる…そんな遊びをしておりました。

以上はメモってましたが、食べるのに夢中になってきて、以下は書いておりませんので忘れました。記憶によると左は春菊のサラダ。カッテージチーズで和えてあったと思います。3種のきのこのソテー。このソテー、味付けは岩塩だけです。油も敷かず、ひたすら炒めてらっしゃいました。油がない分、きのこ本来の持ち味が全面に出て、めちゃめちゃ美味しい!今度私もやってみようと思います、根気があれば…。奥の緑はオカヒジキ胡麻和えです。ここに胡麻がポンと出てきて、いいアクセントになっておりました。右はアンディーヴの葉と花豆の酢漬けです。

黄色いのはパプリカということだけ覚えてる(笑)。驚くなかれ、この男性、お酒は飲めないんですよ!タヤさんからワインの特徴を聞いて、想像で味と味の組み合わせをされたのです!

お皿にも凝ってらっしゃいます。これ、私すごく欲しいとウィンドーで眺めていた北欧専門のアンティークショップのだ!他は木のお皿とかセンス良かった〜。

これはBIOワインで、その名も『PUR(ピュール)』と言います。さっきグラスが空になっていた3番目のワインです。ずっと昔に飲んだビオワインがすごく不味くて、以来ずっとビオのイメージが悪かったのですが、これですっかり覆されました。グラスに注ぐ時のワインの色を見て「ウワッ!」。綺麗なローズ色だったのです。光線の加減かと思ったけど間違いありませんでした。

私が気に入ったのはこれ、ラベル、コカコーラみたいでしょ?だからかどうか存じませんが名前も『COCA(コカ)』。フランスでコカコーラはコカです。温度が高くなってくるに連れ、味の変化が楽しめるワインです。前述のPURとどっちにしようか迷いましたが、個性が気に入ってこっちに決めました。もはやボジョレ・ヌーヴォとは思えないワインです。

次回は1月だそうです、ライブないし行けるかな?(笑)「テーマは何にしよう」と雑談になりました。毎回こうやって決めるそうです。イタリアワインも悪くないですね、カリフォルニアも美味しいよ、そんな意見が出ました、私から(笑)。言っておいて何ですが、イタリアワインってほとんど知らないなぁ。ちょっと興味沸いてきました。参加したらまたアップします。ライブが入ったら感想を(笑)。じゃあ、また♪