お弁当&森の中のペンション『野々花(ののか)』

 ハロー、皆さん。お元気ですか?…私はまだ咳が止まらず、移しちゃいけないので、会いたい人にも会わず、家に閉じこもって寂しい日々を送っています。…この風邪、情けないですが、原因は食べ過ぎ(ノ∀`;)、食べ過ぎによる体調不良のところに、病源菌が入り込んだのであろうと私は読んでいます。…前述の新井英一九州ライブの2日間、ホントにホントに楽しかった。普段ならライブは一人で行きますが、九州ツアーは現地の人にお世話にならないことにはどうにも身動きがとれません。九州の人って面倒見がとことん良くて、温かいんですよね、独りが好きな私でも九州は別です。それとビョーキとどう関係あるのって? あるんです、ご覧いただければお分かりになります。いつものように時計の針をぐるん!、一気に巻き戻しましょう…


 現在10月19日土曜日。今夜は待ちに待った新井英一ライブです。数日前、Hさんから「朝10時半にJR小倉駅北口に集合ね」とメールが届きました。当日きっかり、Hさん達と合流。山口県のMさんもやって来た。「みんな、久しぶり〜〜♪」(*´▽`)ノ…なんとも嬉しい瞬間です。総勢7人、これから大分県安心院あじむ)へ出発です!


 ライブは夜です、いくらなんでも小倉から大分まで8時間もかかりません。なんでこんなに早く出発したかと言いますと、Hさんが主催者の知り合いで、会場作りのお手伝いをしなきゃいけないっていう話だったんです。手伝いはイヤだと言えば、ひとりで行かなきゃいけません、場所わからない、行く交通手段もない(田舎のタクシーは手伝うよりもっとイヤだもの・笑)…、「わかりました、頑張ります」と渋々言うしかありませんでした。出発して1時間半ぐらいだったかな?ここは豊前(ぶぜん)という所です。九州は地名の漢字が難しい、まず読めません。前が後ろになったら、今度は「豊後(ぶんご)」ですって。

あー、くやしいーッ!こんなに美味しそうな食材いっぱい売ってるのに買えない。ライブの後、仕事で九州を回らなきゃいけないですからね…ただ見てるしかありませんでした、料理したいよぉ…。


 道の駅の駐車場でお昼ご飯をとることになりました。運転を引き受けてくれたIさん…いつも九州でお世話になる方です…が、お弁当を作って来て下さったとのこと。ヤッタァ〜、食べたい食べたい!!で、開けてビックリ!スゴイッ!「ご飯、5合炊いたの、食べやすく細巻きのおにぎりにしたよ」とのことです。これ、わかります?おにぎりの下にはまたおにぎりです、なんせ5合分ですからね、その迫力たるや。1本のサイズは、細巻きの半本です。中の具は、『高菜と明太子』『たくあん』『梅』の3種類。おかずはシンプルに、Iさん特製の卵焼きとウィンナー。うわぁ〜ん、美味しいよーッ!!! さっきまで道の駅の食材に目を奪われておりましたが、すべて忘れた。やっぱり手作りのお弁当、サイコーだなぁ。先ほど総勢7人と申しましたが、内5人は60歳以上の女性です。若い胃袋を持っているのは、男性のMさんと私だけ。いくら美味しくてもいい加減にしなさいと、と自分の身体が警告を発しているのはわかっているのですが、止まりません。最初は数えていたけど、10本を超えたところからわからなくなってしまった(笑)…。

もうひとつ手が止まらなくなったのは、これです。干した竹の子の煮物。食感が何とも言えません、これがまた薄味に炊いてあって、優しい味なんです。最初はつまようじで食べてましたが、途中から手です(笑)。「もういい?」「あ、ちょっと待って!最後の1本」…おにぎりパクついては、また煮物に手が伸び…キリがない。

なんとデザートまで!…梨と柿です。今年は暑過ぎて果物が美味しくないってニュースで言ってましたが、ウソウソ。めちゃめちゃ美味しい〜〜。あぁ、でももう入らない…「じゃあ、残りはまたお腹が空いたら食べようね」「あ!ちょっと待って!おにぎり、最後に1本だけ」(笑)。かなりヤバイです。

この後すぐ会場に到着しましたが、もうすでに会場出来上っておりました。主催者が仲間を集め、沢山の人です。私達なんにもすることない…ここで突っ立ったまま、5時間も待つことできないし…。するとHさんが、「せっかく京都から来てくれたんだから、ちょっとドライブ行きましょうか」、ドライブ大好き♪‥‥というわけで、ここ、どこだったっけ?…湯布院?それとも、塚原高原?…「湯布院はすっかり観光化しちゃったの、塚原はまだそうなってない」と車内でHさん言ってたけど、なんか急に行き先変わって、看板に「湯布院」の文字が見えたような…、ま、どこでもいいわ、連れてってくれるなら。車は林の中をどんどん入っていきました。小さな可愛い木の家が点在しています。「これ、芸術家たちがアトリエにしてるのよ」、夜はランプが灯っていい雰囲気でしょうね。外国の童話のページを眺めてるようでしたよ。

アトリエが点在する林を少し抜けたところで道が少し広がり、大きなお家が木々の中から現れた。「ここでお茶しましょう」、うわぁ、素敵!、1日3組しか泊まれないペンションだそうです。
車を降りて、また木々の小径を入ると、こんなテラスが現れました。

「いらっしゃい♪」、笑顔で迎えてくれたのはオーナーのご主人。「お茶だけ飲ませていただけますか?」「どうぞどうぞ、ちょっとゴタゴタしてますが」…ゴタゴタというのは、翌日ここで開催されるクラシックのリハーサル中だったのです。音楽学校を卒業したばかりに見える若い男女数人が、時折り談笑しながら演奏しています。明日の本番はどんな衣裳を着るのかわかりませんが、この時はもちろん普段着で、なかなか見られない光景だと思いました。

部屋の隅には暖炉があります。その前に小さなソファ…、恋人用のスペースかな?どこまでもロマンチック♪

中央の円卓でコーヒーをいただきました。普段は好きなカップを選べるそうですが、この時はお店任せ。ブログ用に素敵なショットを撮りたくて、私のカップに似合う砂糖ツボなどをセッティングしてたのに、横からどんどん持って行かれてグチャグチャ…もう何でもいいわ、ヤケで撮りました(笑)。コーヒー、美味しかったです、が、もうお腹いっぱい…。

この後、車はホテルに向かいました。途中でHさんに電話が入り、「はぁい、わかりました。…あのね、Oさんが差し入れたっぷり用意してるからお腹空かせて待っててって」、ひぇ〜、また食べるのォ!?(゚д゚*)、と言いながら…「Iさん、あのおにぎりちょーだい」(笑)、私の食の旅はまだまだ続く…